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村山順次郎
 
トピック

家庭ごみ有料化 延期へ

指定収集袋 製造契約整わず
家庭ごみ有料化はきっぱり中止を
2017年3月12日

並木克巳市長は3月10日、指定収集袋の製造などが間に合わないとして、7月から実施予定だった家庭ごみ有料化を10月に延期する条例改正案を市議会に提出しました。収集日の変更や全ての品目での戸別収集の導入は7月からスタートさせるとしています。市民生活に深く関わる家庭ごみ有料化の準備は大きく遅れています。家庭ごみ有料化はきっぱり中止するべきです。

今回の延期提案は、並木市政の混乱ぶりが端的に表れた出来事であり、市民生活への影響を考えれば、市長の責任は重大です。市長は、提案に先立ち、この件について陳謝しました。

ことの発端は、家庭ごみ有料化のための指定収集袋の製造などを委託する業者との契約がまとまらなかったことにあります。市担当部は、指定収集袋の製造などの業務と小売店からの受注と配送の業務を分けて委託することにし、市長は3月2日、市議会に補正予算案を提出しました。

実施計画にも書かれていないこの変更を事前に市議会に説明せず、私の質疑で新しい事実や経過が判明し、議会は紛糾。これまで家庭ごみ有料化に賛成してきた会派の一部が反対にまわり、この補正予算は賛成少数で否決されました。

共産党市議団は一貫して家庭ごみ有料化に反対し、ストップのため力を尽くしてきました。

年間2億4500万円と試算された大きな市民負担やごみ減量の取り組みが後回しになっている点などの課題はそのままです。

家庭ごみ有料化の日程が変更になったもののすべての品目の戸別収集の実施は予定通り7月1日から行われるなど、変更の内容を市民に伝える特別な手立てが必要で、このまま実施すればさらなる混乱は必至です。

日本共産党