家庭ごみ有料化スタートで大迷惑
東久留米市は10月1日から家庭ごみ有料化をスタートさせました。燃やせるごみ用収集袋が40Lサイズで1枚80円と近隣市と比べて割高になっていて、市民から「高い」との声が上がっています。
市民の所得が冷え込み、消費が減り続けているなか実施された家庭ごみ有料化は市民のくらしに重い負担を押しつけています。市の試算では年間で2億2200万円もの負担増。これも想定通りごみ減量が進まなければさらに増えます。
一方で、戸別収集導入による収集委託費や指定収集袋の製造費用などの家庭ごみ有料化のコストアップは1億1000万円程度と見られており、市は毎年1億円を超える収入増です。
介護や子育てなど特別な事情のある世帯ほどごみは多くなります。ごみを出さずに生活することはできません。収入の少ない世帯ほど家庭ごみ有料化の負担割合は大きくなります。
市民負担の軽減のため、家庭ごみ有料化の収集袋はすみやかに値下げをするべきです。
燃やせるごみ用収集袋が5Lサイズを中心に不足して、11月に入っても一部店舗で品切れ状態が続いています。家庭ごみ有料化の準備不足が露呈した形です。
市内各地で収集されないごみが山積みになっている集積所が散見されます。家庭ごみ有料化を説明不足のまま強行した並木市政の責任は重大です。
市民の声を聞いて家庭ごみ有料化の抜本的な見直しが求められています。