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東久留米にもあたたかい中学校給食を

八王子市視察でわかったこと

2019年4月20日

「東久留米の中学生にもあたたかい給食を」この願いは多くの保護者、卒業生そして、現在の中学生にとって切実な願いになっています。共産党市議団は多摩26市のうち、あたたかい中学校給食を提供していない4市のうちの1市となっている東久留米で中学校給食の実現のために取り組んでいます。

東久留米の中学校では、自宅から弁当を持参するか市外の工場で作られ、食品衛生上の理由で冷やされたスクールランチを購入するかの選択制になっています。スクールランチは毎日A、Bと2種類から選ぶことができ、市職員である栄養士さんが栄養バランスを考慮したメニューで提供されています。スクールランチを選択する生徒の割合は57%となっていますが、減少傾向です。残食率は23.7%となっており、課題として指摘されています。

この残食率の高さは、前述のようにおかずが冷やされていることの他、小学校の給食のように弁当と同様個々にセットされているので、生徒それぞれの食べられる量に応じて調整することができないことも要因として考えられます。

共産党市議団は1月15日、八王子市の南大沢中学校を視察に訪問しました。同校は給食調理施設がなく、近隣にある南大沢小学校で調理した給食を委託業者により配送して提供されるいわゆる「親子方式」での給食となっています。

小学校と同様にいったんすべての生徒に給食を配膳した後に余分があるメニューについてはなお食べたい生徒はそれぞれで「追加」することができ、視察したクラスではほぼ完食しており、また「おいしい」と感想を聞くことができました。

一方で、アレルギーには対応しておらず、クラスに数人ですが、アレルギーがあるため弁当持参の生徒もいました。小学校と完全に同じメニューのため、中学生に必要な栄養を補うため、卵を使ったおかずなどを適宜追加しているとのことでした。また、給食を配膳するためのエレベーターがないため、委託業者により階段で食缶などを運び上げていました。

視察で感じたことは、学校によって様々でも中学校給食をできるところから可能な方法で提供しようという八王子市担当部の真剣な姿勢でした。同市では、他の中学校にもあたたかい給食を提供するためセンターの建設を予定しているとのことでした。

東久留米にも東久留米にふさわしいあたたかい中学校給食の提供のあり方があると思います。保護者や児童・生徒の声を聞きながら、東久留米に適した中学校給食の実施方法を真剣に検討するべきです。私は今後もあたたかい中学校給食の実現にむけて取り組んでいきます。

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