次の民営化対象は「ちゅうおう保育園」
2023年8月22日
東久留米・富田市政は8月16日、保育サービスの施設整備・運営及び提供体制に関する実施計画を改訂して、次に民営化を行う公立保育園をちゅうおう保育園とすることなどを公表しました。保護者の声を一切聞かずに強引な決定です。
改訂された実施計画では、ちゅうおう保育園を選んだ理由を同園の施設が老朽化していることをあげています。民営化の手法は「公私連携型保育所」として、社会福祉法人や株式会社などから新しい保育園を運営する事業者を2024年度に選びます。
現在のちゅうおう保育園の土地を無償貸与、建物を無償譲渡して民間の保育園として運営させます。市と選ばれた事業者は協定を結び、新しい保育園が果たすべき役割や保育の内容を取り決めます。
2025年には引き継ぎ保育を実施し、2026年4月には新しい保育園に移行します。また、2029年度以降に、選ばれた事業者により園舎の建て替えを実施するとしています。
担当部による共産党市議団への説明では、新しい保育園の運営を担う事業者と市が取り交わす協定の内容はその期間も含めて「今後の検討」によるとのことです。
東久留米市で進められてきたすべての公立保育園を廃止する動きは、徹底して保護者の声を聞かずに進められてきたことが大きな問題で、それが繰り返された形です。改訂された「実施計画」は撤回して、保護者の声を聴くべきです。
