東久留米駅西口昇降施設 改修できず
2023年9月1日
東久留米駅西口のエスカレーターやトイレなどがある駅西口昇降施設について、富田竜馬市長は8月31日、市議会で「現在の施設を改修によって法適合させることは難しい。市道を上空で通過する歩行者専用道路を備えた施設として改築することで法適合が可能」などと報告しました。
駅西口昇降施設は建築基準法に定められた建築確認申請などがなされず建築され、現行法に適合させる対応が課題となっていました。同施設は道路上に建設されており、建築できる施設は法律で制限されています。東京都からの助言も受けて、現行施設を維持した上で改修することは断念することとなります。
また、道路上に建設できるようにしかつ国や東京都の交付金などを得るため、みずほ銀行前を西武池袋線と並行にはしる市道2514線を立体的に横断する歩行者専用道路を備える施設として建て直す方法が示されました。今後も東京都や交通事業者などと協議を重ねていくとしています。
法律の解釈なども伴い複雑な事情が絡む問題であるだけに市民の納得を得ながら進めていくことが重要です。行政報告で示された現在の状況や今後の方向性を説明し、現段階での市民意見を聞くためにも市民説明会などの開催を求めていきます。