ちゅうおう保育園にしんかわ保育園に対する廃園手法とらず
2023年9月8日
新川町1丁目にある市立しんかわ保育園は並木前市長による廃園計画で、引き継ぎされる保育園も設けずに段階的に募集停止が強行され、現在は5歳児だけが通う保育園となり、今年度末には閉園されようとしています。保護者の声を聞かずに進められたこの廃園計画に、共産党市議団は一貫して反対してその問題点を質してきました。
市立ちゅうおう保育園に対する民営化では、同園の土地を無償で貸与して民間事業者が園舎を建て替える公私連携型保育所の設置という手法が提案されています。しんかわ保育園に対する手法は取られません。私は9月6日、市議会本会議の一般質問でその理由を質しました。担当課長は、「保育のニーズと提供体制の均衡を図るため」などと答弁しました。
つまり、ちゅうおう保育園に対してしんかわ保育園と同様の手法を取れば、多くの待機児童が生じかねないということです。保育の待機児童は、4月の時点で「0」になりましたが、いまだにのぞむ保育所に入れない保護者が多数います。いま採用できない手法は、2016年時点でも採用するべきではなかったことは明らかです。しんかわ保育園は存続させるべきです。